12年間スノーボードをしている、あまちゃん(@Yohey_hey722)です。
ぼくはスノーボードが大好きだ。
26歳の時、スノーボードにハマりすぎてカナダに渡り、年間100日以上滑走をしています。通算で1000回以上はスノーボードをしているし、これからも滑り続けると思う。
しかし、 観光庁によるとスキー場の来客者数は1998年代前半の1800万人に比べると、2013年は770万人。半分以下にまで落ち込んでしまった。
近年では、震災の影響や経営悪化が原因で、倒産するスキー場も出てきてしまっている。
一言でいうと、このままではスキー場の未来はない。
結構やばい状況なわけですよ、20年そこそこで、半分にまで減少って。
まじで、大手メディアやメーカーがガンガン潰れたりして、業界が成り立たないレベル。
ぼくはスノーボードが好きだから、多くの人に楽しんでもらいたい。
日常生活では味わえないような、雰囲気や素晴らしい景色を体感できるから。
18歳の時、はじめてスキー場に行ってから、ぼくはすっかり虜になってしまった。
そんなわけで、
「こうしたらもっと多くの人を誘致できるようになる。」
ということを、ぼくの住んでいるカナダのウィスラーとの違いを交えながら考えてみた。(2010年にバンクーバーオリンピックが開催された地です。)
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スキー場経営で超重要なこと7選
まず、結論から申し上げると、目先のお金だけではなく「長期的な体験の提供」だとぼくは考えています。
集客や経営に関してはこちらの本に詳しく書かれているので、参考にしてみてください。
(この本には30日間の返金保証がついています。)
1,バックカントリー解禁
バックカントリーとは簡単に説明すると、スキー場のコース以外を滑ること。
スキー場ではよくロープなどによって、
「コース外立ち入り禁止!」
っとなっている部分の事。
近年、ここに立ち入って遭難などの事件が発生した!っという、ニュースを賑わせてしまっています。
しかし、ぼくの住んでいるカナダでは、そもそも
「コース外」っていう概念がない。
スキー場の全部がコースなのだ。
ちゃんと整備されたコースはもちろんあるが、それ以外のエリアも全て自由に滑走可能。
「それって危なくない?」って思うかもしれないが、そうとは言い切れない。
なぜならば、全てが自己責任であるから、危機管理を全員が徹底している。
ぼくの住んているカナダのウィスラーでは、地元で働く人がシーズンパスを買うときに、講習が義務付けられている。
内容は
- スキー場の規模
- スキー場の歴史や街について
- 山の危険性
- 山でもしもの時が起きたら
などなど。
こうした、内容を学ぶことが必須となっているし、無論、ぼくも受講している。
日本でバックカントリーを解禁する場合、こういった取り組むがあっていいのではないだろうか。
ちなみに、オンラインの動画での受講で、講習後は理解度の確認のためにテスト実施して、合格点を取得する必要がある。
賛否両論あるかもしれないけれども、そろそろバックカントリーを解禁するという方向で経営してもいいのではないでしょうか?新たな施策として面白いし、コアな愛好者が通いやすくなる。
2,子供の施設を充実させる
カナダでは子供向けの設備が充実している。2010年にバンクーバーオリンピックが開催された会場だけあって、どの世代にとっても過ごしやすい設計となっている。
子供が興味を持てば、親もくるし、結果的に両親と子供の三人以上の集客が見込めるという戦略。
もちろん、日本でも子供向けの施設に力を入れているところも多い。
しかし、実際のところ十分だろうか?少なくとも、ウィスラーと比べたら不十分だと感じる。
オリンピックが開催された地域と比較するのは。。。
っという意見もあるだろう。まぁ、でも聞いてほしい。
実際に、この事例での経営は功を奏してるです。
ウィスラーキッズと言わられる子供向け専用のスキー、スノーボードスクールがある。
写真のような専用のレッスンが設けられており、そこで練習ができるようになっています。もちろん、専用のコース。
朝になると30〜50人ぐらいの子供が、集合してきて、学校の体育の授業のように楽しくウィンタースポーツを学んでいる。
大人のぼくからみても、
「もし、ぼくに子供がいたら、ぜひともここで楽しんでもらいたいな!」
っと思えるぐらい、子供達は楽しんでいる。
また、休憩所ではニンデンドーが協賛となっており、3DSやwiiといったゲーム機で遊べるようになっている。
さらに、チューブパークでゴムボードでソリをできるようになっている。
これだけの、規模を揃えるのはなかなか難しいとは思います。
しかし、例えば、人気アニメやゲームとのコラボをしたり、子供向けのイベントを継続的にやって、連続参加者には割引だったり、無料にする取り組みがあってもいいのではないだろうか。そうやって、定着させていくのも一つの手段かなと。
そういえば、ぼくが20際のときに、上越国際スキー場でアルバイトをしていた時、ポケモンのリフトがホテルの近くにあった。
上越国際スキー場は子供や家族向けの誘致は上手だったのではないだろうか。
その頃は初心者だったぼくだが、ゲレンデホテルの中にちょっとしたゲームセンターなんかも備え付けてあって、「家族で遊べる」っという工夫がされていた。
「子供を含めて家族で遊べる」っといった経営が一つのキーワードになってきそうです。
3,SNOW MAGIC 19の問題点
「SNOW MAGIC 19」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
19歳ならば、ゲレンデにがただで利用できる!というもの。
雪マジ!19~SNOW MAGIC~19歳は全国190ヵ所のゲレンデでリフト券がタダ!!
観光庁の調査によると、19歳のときにウィンタースポーツを始める人が最も多いそうだ。そのタイミングでスキー場に通うことを定着できれば、経営がうまくいく!っといった戦略のようだ。
一見、理にかなった戦略のように思える。
しかし、ぼくが思うに、大きくな問題点がある。
そもそも論で申し訳ないが、この取り組むをの認知度が圧倒的に低い。
数年前に始まったばかりの取り組みだから、ある程度は仕方のない事かもしれないが、もっと大規模の広告を出していくべきではないだろうか。
この取り組みを知っていた人いますか?
多分、多くの人は知らないと思うのですよね。
ぼくはスノーボードをやっていて10代後半から60代まで幅広い年齢の知り合いがいる。
でも、
「この制度知っている!」
って答える人は体感的にそんなに多くはないように思う。
スノーボードをやっている、ぼくの周りでさえそうなのだから、一般の人にとってはもっと知られていないと感じる。切り口としては面白いと思うので、もっと広く知られる広告を出す経営手法を取り入れるべきだと感じます。
4,日本食の充実
外国人客が年々増えているのは周知の事実で、スキー場も例に漏れず恩恵を受けている。2年ぐらい前に白馬で少し滑る機会があったが、受付では外国人の姿をちらほらみかけたし、それだけ日本のスキー場には魅力が詰まっているのだろう。
観光庁の調べによると2016年現在、外国人観光客は2000万人を突破しました。
そして、2020年には4000万人、2030年には6000万人の外国人観光客の誘致を目指しています。新しいお客様を迎えられるので、観光業界にとってはかなり良いないと言えそうです。
そんな、外国人のアフタースキーの楽しみは、日本ならではの食事だとぼくは思う。
寿司、そば、天ぷら、煮物、魚、などなど、
数えればきりがないが、本当に日本の食事は美味しい。
だから、レストランでカレーや、ラーメン、パスタといった簡単な食事を出すよりも
少しだけ、日本食メニューに力を入れるべき。
ぼくのオススメは、巻物がよいかなと。
外国人は黒いノリが見た目が気持ち悪いという事できらいだから、逆巻の巻物を提供してあげると喜ばれる。カナダのスーパーやレストランでも良く見るメニューだが非常に人気。
日本でも回転寿司などでは、ちらほら見かけるが、簡単に作れるので、新たな設備投資とかも必要ない。中身も仕入れやすい簡単なもので「SUSHI」っといった、外国人向けにアレンジされたものを作れれば、非常に受けも良いし、定着するだろう。
ぼくの住んでいるウィスラーでも日本食料理屋が多いが、こうした取り組むはどこもやっている印象を受けるし、人気のメニューの一つ。
または、「本格的な寿司が味わえるスキー場」って、外国に住んでいるととても魅力だと思います。この場合は、やや大変になりますが、一考の余地はあると感じます。
そういうわけで、日本食にも力を入れる経営をおすすめします。
5,リフトが遅い、相乗りをしろ!
リフトのスピードが遅くて、回転率が悪い。土日になると常にリフトが並びまくっている。安全性の問題っというかもしれないが、ウィスラーのリフトはもっとスムースに動いているし、大きな事故などは聞いた事がない。
リフトのスピードを上げて回転率を上げて、もっとテキパキ客の流れを作ってあげれば客の満足度があがるはず。
また、混雑している時は、4人乗りリフトには4人必ず乗車させるべき。
2人とか3人で乗せてくるが、効率が悪すぎる。
シングルレーンに一人スタッフをつけて、ガンガン誘導して流れをしっかり作るべき。
新潟の某ゲレンデでは、めちゃくちゃ長蛇の列が並んでいるのに、4人リフトに3人でのったりしていて、ゲンナリだった。しかも、そういうゲレンデって結構多いんですよね。
そういうスキー場に限って、スタッフの笑顔も少なくて、流れ作業感が否めない。
気持ちはわかるけれども、もっと楽しもうよ!
従業員の教育や満足度をあげることが、結果的にスキー客への満足度の工場につながるんじゃないかなと感じる。
カナダではそういった教育をもとに、しっかりと経営されている。
6,休日に人が混みすぎ
ゴールデンウィーク 、年末年始に一点集中。まぁ、これはどこの観光施設もそうなのかもしれないけれども、平日とのギャップが凄すぎる。
カナダのウィスラーでもやっぱり土日は混むけれども、日本ほど波が激しくないように思う。
平日は誰もいないのに、休日になるとすごい人が押し寄せてきて、リフトにろくに乗れない。だから、客の満足度が下がって、ますます客が遠のく。
具体的な対策を講じるのは、そもそもスキー場だけの問題ではなく、日本社会全体の問題となってくる。
2000年前後に実施された、ハッピーマンデー制度(月曜日を祝日にする法案、3連休ができる事によって、観光などの経済効果が期待されている)が逆に弊害になってしまった。
近年の、ハッピーマンテー制度がどれだけの効果を上げているのか調べてみたが、具体的にわからなかった。しかし、経済効果が週末だけ上がるよりも、継続的に上がっていた方が、国民全体の満足度も上がってきて良いと思おう。目先のお金だけを追うと、帰って損をしてしまうような。
そもそも、観光庁の調査によると85パーセントのスキー客は日帰りでの利用者なのだ。
ということは、連休よりも、日帰りで楽しめ、満足度を向上させるためにも、週末の集中を緩和する試作も必要になってくる。
車の渋滞、リフト街のストレス、レストランでの混雑など
平日に分散できれば、どれだけ有意義な時間を過ごせるか。
経営の問題の一つだとぼくは捉える。
7,孫とおじいちゃん・おばあちゃんをつなぐ
おじいちゃん、おばあちゃんが孫にランドセルを買ってあげる理論。
子供にばかり目が向きがちだから、高齢者に目をむけてみるもの面白い。
ウィスラーではフレッシュトラックと呼ばれる、朝食をスキー場の中腹にあるレストランで取れる制度がある。
簡単な食事で良いから、朝の雪山の中腹レストランで食事ができるの楽しいもの。
一人で来ている年配の人もちらほら見かけますし。
子供には、おばあちゃんと同伴したら貰えるおもちゃなど、おばあちゃんには近隣の温泉施設の無料券とか。孫がゲレンデで楽しく過ごしている姿を見るだけでも、楽しいっという人もいる。
事実、親戚のおばさんは、スキーはしないけれども、孫と一緒に出かけたり、温泉にいくのが楽しいから同伴している人がいる。そのおばあちゃんたちがもっと、楽しめるシステムがあえれば、また、孫と遊びにいこう!っとなるかなと考える。
まぁ、これに関してはカナダでも例を見ないけれども。
自分の体験から考えるに、潜在的な需要はいくらかあるはずだけれども。
スキー場経営に有効な戦略だと感じます。
スキー場経営で超重要なこと7選まとめ
現在は「体験」が大事になっている。
話は少しずれるが先ほど、回転ずしのスシローに初めて行ってきた。平日の18時にも関わらず、たくさんの家族で賑わっていた。場所も駅から離れていて、立地はそんなに良くない。
しかし、タッチパネルや多彩な子供向けのイベントにより「遊園地のようなレストラン」を見事に演出していた。
また、ぼくが中学生ごろ、ディズニーランドの大人料金は5000円前後だった記憶がある。今では、1デーパスポートは7400円。しかし、それでも年々来客者数は増えていて、大半はリピーター客。
ディズニーランドは「夢の国」っと言われる事が多いけれども、
スキー場だって最高の「白銀の世界」が待っている。
一度、その世界に足を踏み入れたら、もっと、もっと経験したくなる。
そんなパワーをスキー場は秘めている。
もし、スキー場経営者、並びにウィンタースポーツ関係者様が読んでいたら、いかがだっただろうか。海外で成功している事例も含まれているので、参考の価値も高いですよ。
目先のお金だけではなく「長期的な体験の提供」を構築してみるべき。
12年間、1000回以上、カナダなどでスノーボードを経験して肌で感じました。
試みてみる一考の余地はあると思います。
また、下記の本にも経営に関して詳しく書かれているので、参考にしてみてください。著者のダン・ケネディは大企業のコンサルタントで集客などに従事していました。
ぜひ、スキー場の経営が傾かないうちに、読んでください!
※この本を出しているダイレクト出版は本屋での販売はしておらず、本の入れ替わりも激しいので、絶版になる前に本を読むことをオススメします。
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