森絵都さん、素晴らしい作家の方です。
ぼくが初めて森絵都さんの作品に出会ったのは高校生の時でした。
人生は所詮「ホームステイ
【お知らせ】LINEマガジンにて限定配信中!
日本の会社に馴染めず海外に現実逃避。その後、現地で皿洗いしながらブログやSNSで発信を続けて1年8ヶ月で月100万円以上の収入源を構築した方法を無料で配信中!。
森絵都とは
日本児童教育専門学校児童文学科卒業、早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業。児童文学創作の傍らアニメーションのシナリオを手がける。1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。
同作品で翌年、第2回椋鳩十児童文学賞も受賞した。その後も数々の作品で多数の文学賞を受賞している。第46回産経児童出版文化賞を受賞した『カラフル』と、第52回小学館児童出版文化賞を受賞した『DIVE!!』は映画化もされ、話題になった。
2006年、『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞受賞。
児童文学を主に書いている作家さんで、ぼくが高校〜大学ぐらいの時にかけて非常に夢中になっていました。今でも実家には、その時の本が保管されていて、時々読んでいます。
森絵都さんの作風・おすすめ小説
児童文学ということもあり、主に10代向けに描かれている作品が多いが、その中には微妙な「人生模様」が描かれている。10代の最も多感な時期の思考・感性などが繊細に描かれていてる。
作中では共感できる部分もたくさんあって、とても面白い作家さんです。
森絵都さんの本を読むようになってから、読書に夢中になりました。ぼくにとってはそんなきっかけを与えてくれた人です。
そんな森絵都さんの作品で、良かった作品を厳選してみました。
カラフル
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。
高校生の時に出会った、自殺を図った少年の話。これだけ聞くと、すごい暗い小説のように感じる。ただ、ぼくが今まで読んだ本の中では最も良かった。生きることの意味、切なさ、儚さ・楽しさ。そんな事を考えさせてくれる本で、生きる意味を考えせられた。
月に20冊ぐらいは本を読んでいるが、この本に出会っていなかったら、本を今ほど読まなかった人かもしれない。それぐらいぼくの人生にとっては、大きな影響力を及ぼした本で衝撃が大きかった。
「今日と明日はぜんぜんちがう。明日っていうのは今日の続きじゃないんだ」はこの作品の中での印象的な一言。
また、作中にあった人生は所詮「ホームステイ」という一節。そう考えると、色々と楽になってフラットになれた。
進路や今後の人生で揺れていた時期は誰にでもあると思う。そして、人によっては自分の人生の意義を感じられなくなる瞬間もあり、ぼくにも過去に数回あった。
迷ってしまったり・生きる意味を感じることができない人は、是非とも読んでほしい。
森絵都「カラフル」読了
軽快でユーモアのある文体で、楽しく読み進めました。「人生はホームステイ」ちょっと肩の荷を降ろして自分や周りの色を受け入れながら生きていこう。私にとって大切な1冊になりました。 pic.twitter.com/ttEH14doYd
— すずな@読書垢 (@suzu_books) 2017年3月9日
ダイブ
高さ10メートルの飛込み台から時速60キロでダイブして、わずか1.4秒の空中演技の正確さと美しさを競う飛込み競技。その一瞬に魅了された少年たちの通う弱小ダイビングクラブ存続の条件は、なんとオリンピック出場だった!
いわゆる、スポ根のジャンルに分けられます。マイナー競技の飛び込みでのオリンピックを目指す小説。
森絵都さんの作品の面白いところは「人生模様」にフォーカスを当てられている所だと思う。十人十色の人生で、それぞれの違いをうまく映し出している。作中のキャラクターの微妙な心境の描写がうまい。
映画化もされていて、ベストセラーの人気が高い小説です。上巻・下巻に分かれている。ただ、個人的には映画は・・・といった感じでちょっと残念でした。原作がある映画はいかに原作を再現できるかが、大事ですよね。
何を隠そう高校時代は図書委員でしたし、ここからここまで順番に読んでいくか、とかジャンル無視した読み方してた時代もありましたね。森絵都さんとか宮部みゆきさんは大体その時期に順番に読んでたような気がする。DIVE!とか巻だったか章だったかで視点が変わって面白かった。
— まりあ (@xslgsuki) 2017年3月12日
永遠の出口
「私は、〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋……。
こちらは、大学生の頃に読んだ本だったかな。小学生から高校生までの心理・人間関係。微妙な年齢の描写についての、共感できる部分が多かった。女性からの人気が高い小説です。
リズム
さゆきは中学1年生。近所に住むいとこの真ちゃんが、小さい頃から大好きだった。真ちゃんは高校には行かず、バイトをしながらロックバンドの活動に打ち込んでいる。
金髪頭に眉をひそめる人もいるけれど、さゆきにとっては昔も今も変わらぬ存在だ。ある日さゆきは、真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を耳にしてしまい…。
森絵都さんのデビュー作となった作品。人それぞれの「リズム」があって、二人の登場人物、さゆきと真を起点に「リズム」について書かれた本。周りは変わっても、自分のリズムを変えずに生きる。
学生時代に出会った本ですが、大人になってからも読み返すことがあるぐらい、面白い小説です。
森絵都著【リズム】読了。
子供と大人の狭間で揺れ動く思春期の青春ストーリー。思うように運ばないそんなヤキモキした年頃の葛藤が伝わってきた。自分が自分でい続けるリズムを手にすることができ、またそれを大切にできるような大人になれるのか…子供から大人への階段を登っていくように見える。 pic.twitter.com/FLuUqWQAqp— KEN (@bigriver_45) 2017年2月5日
風にまいあがるビニールシート
こちらは、6つのお話から形成される短編小説です。
購入した当時は、短編小説と知らずに読んでいましたが(笑)。
直木賞を受賞した作品。
本当に「大切なモノ」ってなんだろうか?と感じさせてくれる作品。
風に舞い上がるビニールシートは6つの中で最後の作品に、当たるがやや重い内容。日本社会の現実に疑問を投げ抱けているようで、印象的だった。
みかづき
昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。
2016年9月に発売された新刊。日本に一時帰国中に本屋をぷらぷらしていたら、見かけたので即買いしました。
調べてみると5年ぶりの新刊とのこと。しばらく作品を出していなかったので、「もう出さないのかな?」と勝手に思っていたら、うれしい限り!教育をテーマにした本なのだが、戦後から現在にいたるまでの変化を感じさせてくれる本。
3月10日 森絵都著 『みかづき』読了
2017年本屋大賞ノミネート作品。戦後から平成にかけての教育がテーマ。公的な学校に対して私的な塾側からの物語。主人公の吾郎、千明、一郎それぞれの視点と、3人の娘達の気質や辿った人生それぞれが意味があり面白い。そして『みかづき』の意味。☆5 pic.twitter.com/UrSrPZRPoz— ハル (@harukun_555) 2017年3月10日
森絵都さんについてのまとめ
カラフル、DIVE辺りはかなり読み込んでいて、電子書籍でも出てからは読み直しています。
「あなたが今まで読んだ本を積み重ねた高さが、今のあなたが見えている景色 」
とあるテレビ番組でそんな事を以前、放送されていました。
新しい世界を体験したい人は森絵都さんの作品へとダイブしてみてください。
合わせて読みたい!
kindle unlimitedを1年間使ってみたので、 おすすめ本・漫画などを紹介
●パソコン1台で収入源を構築する方法とは?
●副業を始めるための、具体的な行動や方法とは?
●会社に雇わない自由なライフスタイルを送る秘訣
●月に5〜10万円を稼ぐ仕組み作りとは?
日本の会社に馴染めず海外に現実逃避。
その後、現地で働きながらブログやSNSで発信を続けて1年8ヶ月で月100万円以上の収入源を構築した方法を無料で配信中!。