みんなの海外体験談

日本人の少ない地域で留学する時に覚悟しておくべき3つのこと

今回はちょっと、面白いテーマに関しての実体験の寄稿をいただけました。

日本人が少ない地域への留学は、語学学習の面では良い事なんですけど、知っておくべき大切なことです。

 

早速、ご紹介!

———

 

こんにちは、カナダで大学院留学しているシンといいます。「常に学生でありたい」というブログで海外生活や英語学習などのことを綴っています。

 

今回はようへいさんが海外体験談を募集しているということを聞きつけ、せっかくなので私の体験もシェアしてもらおうと寄稿しました。

 

さて、私は2015年の夏にカナダのウォータールーという町で留学をはじめました。カナダではトロントやバンクーバーでは多くの日本人を見かけるのですが、ウォータールーではほぼ日本人を見かけることはありません。

 

ですので、今回は特に日本人が少ない地域で留学するというのはどんな感じなのかをメインに紹介します。

 

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ウォータールーってどんな町?

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ウォータールーはトロントからバスで2時間ほどの場所にある、IT関連の産業が盛んな町です。カナダのシリコンバレーを目指しているとかどうとか。

 

人口は13万人ほどで比較的大きな町ですが、大きな大学が2つあって2校合わせた学生数が5万6千人ですので、ほぼ学生の町という感じの平和なところです。また、「カナダグース」という鳥が色んな所を闊歩しています。

 

日本人はどれくらいいる?

私の行っている大学にいる日本人は、私が把握しているのが学部・大学院あわせて5人程度です。

私が把握していないだけでもっといるのかもしれませんが、特に日本人コミュニティーもないので正確なところはよくわかりませんし、それぞれ学部や学年が違うのであまり会うこともありません。

 

ほかには日本企業から駐在で働きに来ているという人もちらほらいますが、ワーホリできている人はほぼ見かけません。だいたい町中を歩いていて日本語が聞こえてくる頻度は数ヶ月に1回くらいのイメージです。

 

日本人が少ない地域で留学(ワーホリ)するときに覚悟しておくべきこと

語学留学やワーホリでカナダに来る人はトロントやバンクーバーなどメジャーな都市に来る人が多いですよね。しかしトロントやバンクーバーはあまりに日本人が多いため、逆にそういうところは避けてできるだけ日本人の少ないところに行きたいという人もいると思います。

 

そういう心がけはずばらしいですが、日本人があまりいない場所で留学(ワーホリ)するときに覚悟しておくべきことがいくつかありますので、紹介したいと思います。

すべて英語で生活する必要がある

まずは当然ですが生活のすべてが英語になります。買い物などの日常生活はすぐ慣れるので意外と大丈夫なんですが、特に困るのは例えば病院に行きたいときなどです。

 

トロントだと日本人医師や日本語を喋れる人がいる病院もあるようですが、日本人が少ない町には当然日本人医師はいません。ですので、病気になって病院に行く必要がある場合もすべて英語でこなす必要があります。

 

ただでさえ病気で弱っている時によくわからない専門用語を使わないといけないのはなかなか不安ですよね。私は幸いカナダで病気はしていないのですが、歯医者には何度かお世話になっています(親知らずを抜いてもらいました)。

 

やはり専門用語が難しかったり処方された薬がどんなものなのか名前からではさっぱりわからなかったりするので、何かあったらどうしようとかなり不安は大きかったです。

親知らずを抜くのを待っている間はひたすらキャンセルして家に帰りたいと思っていました。

 

まともな日本料理がない

また、まともな日本料理が食べれる店がないこともじわじわとつらくなってきます。

 

私の住んでいる町には日本食レストランはいくつかありますが、日本人があまりいないので日本人経営のものは一つもありません。すべて中国人か韓国人経営なので、残念ながら日本料理らしい日本料理は食べられません。

 

ですので、日本人のいない町では自分で料理ができない人はまともな日本料理を食べるのは諦めなければなりません

 

日本語力が落ちる

他には、そんなバカなと思うかもしれませんが、日本語を忘れます言葉というのはたとえ母国語だとしても使わないと鈍っていくようで、たまに日本語を喋ると舌が回りにくかったりちょっとした単語が出てこない事に気づきます。

 

海外にいる日本人相手に喋っているときは英単語で代用してしまってもなんとも思われませんが、日本に帰った後もそういうことを続けると外国かぶれのスカしたやつと思われかねませんので気をつけましょう。

 

おわりに:覚悟を決めればメリットもある

このように、日本人の少ない場所で留学やワーホリするにはいくつか覚悟が必要です。

 

しかし、これらを乗り越えられれば逆に英語でなんとかやっていかないとだめなので自活力がついたり、また外国人の友だちを作りやすいというメリットもあります。ですので、覚悟をもってチャレンジすれば得られるものも大きいはずです。

 

ですので、これから留学やワーホリを考えている方はぜひカナダの片田舎など日本人の少ない場所も考えてみてください!

 

ウォータールーなんかもなにもないですが平和でいいところですよ。

———

 

ウォータールーという地域は、ぼくもはじめて聞きました。

ぼくの滞在している、ウィスラーという地域からは4400キロかかるそうです

 

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日本列島が最南端から、最北端の島まで3000キロと言われているので、それよりもはるかに遠い距離ですね。

 

医療、食事、日本語力、これはぼくもとても痛感します。医療に関しては、小さな町だと満足な治療が受けられずに、大都市の病院にいかなくてはなりません。

 

食事は松屋の牛丼ですら、神がかって美味しく感じます。なんだかんだ言って、日本のファミレスとか、チェーンでも一定のクオリティですごいです。さらに、牛丼屋とか注文して3分以内に出てくるし。

 

日本語に関しては、漢字を忘れたり理論的な言い回しが出てこない時もあります。日頃から触れておく大切さを痛感しました。

 

その反面、英語学習だったり、現地ならではの体験など貴重な時間を凄すことができるのが良いですね。留学したのに日本人同士でいると、極端な話、日本にいるのとあまり変わらないですからね。

 

今回記事を書いてくれた方のブログ・ツイッターはこちら

常に学生でありたい

Shin (@shin_508) | Twitter

 

シンさん、貴重な体験談を綴っていただき有難うございました!

ではでは、次回をお楽しみにー!

 

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