ぼくには2つ下の弟がいて先日、28歳になった。
彼はとても優秀な人物で、優秀すぎるが故に大学を一浪することになってしまった。
大学を一浪しているのに、優秀?っと思うかもしれないけれども、
ぼくが思うに世の中の優秀な人々は、中退、休学、浪人を経験している。
代表的なところだと、東京大学を中退したホリエモン。
ぼくが大好きな、ポーカー世界チャンプの木原直哉さん。(3回休学、3回留年して東大卒)
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ぼくの才能がないというコンプレックス
2つ下の弟は、とにかく勉強が良くできた。
そのせいか、弟はいわゆる中学受験をしたのだ。
明治大学付属明治中学校。
結果は、試験直前に盲腸を患ってしまったので、受験は失敗。
ほかの私立中学に進学することになったのだけれども、その学校では彼は退屈していた。
だって、勉強が出来すぎるから。
ぼくはというと、勉強はまったくできなかった。
別に将来、勉強なんて必要ないしする意味も感じられなかった。
そして、弟はいつも人並み以上に器用にこなす。
いわゆる、センスが良い人なのだ。
社会人になってからというもの、自分の車で遠くまで写真を撮影。
その写真が都内の某所に出展されるほど、弟は才能あふれているのだ。
ぼくはというと。。。
残念ながら才能はまったくないのだ。
美術、音楽、家庭科等々、そのあたりの成績はほとんど1。
料理をすれば、よくものをこぼすし、極端に味が薄いか、濃いのどちらか。
ぼくにはそういった芸術的センスというものが致命的に欠けていた。
今はその部分を妻が補ってくれているけれども、一人だったらこの先50年どうなっているのだろうか。
生まれながらにして、埋めようのない壁。
目に見えない壁が、ぼくと弟の間には明らかに存在していた。
だから、弟は鈍感で鈍い兄貴であるぼくの事がきらいだし
ぼくは、そんな何もかももっている弟が嫌いだった。
ぼくには生意気に映ったのだ。
コンプレックスがあるほうが人生は楽しい
でも、最近になって思う。
世の中にコンプレックスはない人はまったくいないし、それを強みにして生きている人はたくさんいる。
例えば、盲目ピアニストの辻井さん。
ぼくは、よく彼のピアノの演奏をアイフォンで聞いているが、なんとも独特の世界観である。
彼は目が見えないというコンプレックスを糧に、自身の耳を頼りにピアノの技術を学んだのだ。
コンプレックスは実は強みにもなる。
結局のところ自分次第なのだ。
ぼくのコンプレックスの利用方法
とはいうものの、実際、このコンプレックスはどういう強みになっていくのだろうか?
勉強ができなくて、芸術的センスにかけていて、鈍感。
人間として底辺に属している気にさえなってしまう。
ここまで書いていて一つ思い浮かんだ。
そんな鈍感な自分だからこそ、周りの目に左右されず記事を書く事ができる。
勉強はできないけれども、1日数時間もプロのなろうとヨーヨーを練習していた時期がある。
おたく気質なのだ。何ももっていないから、ぼくは興味のもてる範囲が普通の人より極端に狭い。
けれども、興味の持てる分野にたいしてはとことん取り組む事ができる情熱と行動力は人並み以上に発揮できるのだ。
おたく気質な情熱。
これを武器に今日もぼくはブログライフをエンジョイしている。
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